今、僕に出來ること（目前，我能做的事）

二〇一一年（平成二十三年）三月十一日。僕達(dá)の町を、大きな地震と津波が襲いました。水、食べ物、電気、家、今まであって當(dāng)たり前だと思っていたものが、一瞬でなくなってしまいました。

（2011年（平成23年）3月11日。大地震和海嘯席卷了我們的城市。水、食物、電、房子，迄今為止，認(rèn)為其存在是理所當(dāng)然的事物一瞬間消失了。）

そんな中、瓦礫を片付けてくれた人、水を運(yùn)んでくれた人、地震の時に一緒に泊まってくれた先生や友達(dá)。その時から、僕の心の中は、ありがとうの気持ちが、溢れそうなくらい、いっぱいになりました。

（其中，清理瓦礫的人，搬來水的人，地震時一起留宿的老師和朋友。從那時起，我的內(nèi)心中滿溢著對他們的感激之情。）

修了式の日、「春休みの宿題は、一日に一回以上『ありがとう』と言われることです?！工?、先生が言いました。

（結(jié)業(yè)式這天，老師說道：“春假的作業(yè)是每天被人道謝一次以上?！?/span>）

その時僕は、家がなくなって、色々な所に避難している人のことが気になりました。

（那時我很擔(dān)心沒了家，在各個地方避難的人。）

（僕に何か出來ることはないだろうか。）

（有沒有我能做的事呢？）

こう考えて、僕は避難生活を送る人のお手伝いをすることに決めました。

（如此考慮著，我決定幫助過著避難生活的人。）

僕は今、避難所で、水汲みや食事配りのお手伝いをしています。

（我目前在避難所幫忙打水以及分發(fā)飯菜。）

「どうぞ?！工取ⅴ靴螭蚨嗓工郡婴?、「ありがとう」と、沢山の人から言われます。いつの間にか僕は、皆に喜ばれるのが楽しくなっていました。

（“請。”我每次遞出面包，很多人都向我道謝。不知不覺間，我漸漸覺得讓大家感到高興很愉快。）

今、僕に出來ることは少ないけれど、大きくなったら建築家になって、津波に強(qiáng)い町を作りたいです。そして、家のない人に、丈夫な家を造って、「ありがとう」と言われるようになりたいと思っています。

（目前，我能做的事很少，不過等我長大后要當(dāng)建筑家，建造能應(yīng)對海嘯的城鎮(zhèn)。然后，為沒有家的人建造牢固的房子，然后被大家所感謝。）

ありがとうの宿題は、僕が大人になるまで続きます。

（感謝的作業(yè)，我要一直做到長大成人。）